昨今、メディアで多く取り上げられている婚活。
昔はそろそろ結婚という圧力があったのですが、それが個人主義やプライバシーなどの観点から控えられるようになったことで、晩婚化や生涯未婚率の上昇という形につながりました。
その結果として、婚活と言うスタイルになって戻ってきたとも捉えられます。
婚活をするまえに、結婚というのはどんなものかを考えておく必要があるでしょう。
あまり考え過ぎると、結婚に踏み込めなくなるとの指摘もあるでしょうが、情報化社会で結婚に関する情報も、メリットデメリット様々なものを目にしてしまうのが現状です。
どうせ知ってしまうのであれば、能動的に結婚について自分なりに情報を整理して、対策を考えておくのも悪くないのではないでしょうか。
結婚するってどういうことなのか、子供を生む、そして、育てるということはどんな意味があるのか。
結婚をして、不倫や浮気、ドメスティックバイオレンス、親の介護問題、離婚やシングルファザー、シングルマザーになった場合の課題など、ひと通り自分なりにシミュレーションしておくと、情報化社会に生きる人達は、逆に、情報をうまく活用することにより、次のステップである、結婚に踏み切れることもあるのではないでしょうか。
婚活を始めても、自分の中の結婚についての情報が整理されていないままだと、焦りや目的を見失ってしまうことにもつながりかねません。
本来の愛情や家族の暖かさなどを求めた結婚から、婚活して結婚するということがゴールになってしまいかねないからです。
結婚をテーマにしたセミナーや大学の授業なども盛んになってきており、婚学という一つのジャンルになっています。
家庭をマネージメントするためのノウハウやコミュニケーション能力の獲得、愛情などの感情の側面と、人生設計などの知識やスキルといったものまで、結婚と家庭をテーマにした学べる場を設けているところが増えているようです。
愛情という感情をベースに動くのが本来の結婚活動なのでしょうが、マネージメントの側面を整理しておくことで、感情的なものをより自由にできるという考え方もあります。
結婚までに起こるトラブルや課題、結婚後に考えられる問題点の整理、トラブルが起こった際の行動フローを作って置くことで、逆に安心して今の感情を大切にできる、そういった考え方もあるのではないでしょうか。
婚活は自分を見つめなおすいい機会にもなります。
婚活を成功させるためにも、一度、きちんと自分自身の結婚観を整理しておいたほうがいいでしょう。